僕は、この言葉に疑問を抱いたのは最近のことです。大体、武田信玄が戦場にいて、風林火山だとか言っているときに、風が吹いてきて、それを「一陣の風」と言うシーンしかイメージできませんでした。
でも、この「一陣」は、中国語で、「阵」であり、何かがある一定時間起きている状態を示します。
なので、「一阵风」は、あるしばらくの時間、風が吹いているという意味です。同じく、「一阵雨」は、あるしばらくの時間、雨が降っているという意味です。
これを「一陣の雨」と訳す人は、少なくても最近はいないでしょう。
「一阵剧痛(jù
tòng)」は、「しばらく激痛が続いた。」という意味です。
中国語は、量詞が一杯あって覚えるのが大変と思うのは、最初からたくさんのものを見せられるからです。一つずつ意味を理解すると、こんなに面白いものはありません。
日本語は、中国語を輸入した時に、多くが抜け落ちて、断片的に吸収しているので、量詞の数が間引きされてしまいました。まぁ、「一阵风」に関しては、「ひとしきりの風」のように訳してかまわないですね。
でも、先に投稿した「一只狗」,「一条狗」に関しては、どちらも「一匹の犬」と訳されてしまいます。
ニュアンスの違いが、無視されてしまいます。
もっと、量詞を楽しみたいものですね!
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